マフラーの音が大きくなったとのことで入庫のヴァンガード。
確かに大きな異音はするのですが音の元はエンジンルームっぽいです。

エンジンオイルの量を確認するとゲージに付着しません。
オイル消費でエンジンやられてしまったかな…マズイですね。

まずはエンジンオイルを交換してみましょう。
真っ黒なオイルが出てきました。
量も少なめです。
新しいオイルを入れて再始動……
異音、止まりません。
原因は別ですね。
そうなると怪しいのはウォーターポンプ。

ウォーターポンプの取り付け部からは冷却水が漏れた跡、ピンクの物体が付着してました。
ファンベルトを外してウォーターポンプを回してみると「ゴリゴリ」異音を感じます。
ベルトを外した状態でエンジンを回すと通常通りのエンジン音。
オルタネーターやプーリーはスムーズに回転するのでウォーターポンプを交換します。

左が新しいウォーターポンプ、右が外したウォーターポンプです。

新しいウォーターポンプが付きました。
ウォーターポンプ交換のために外したオルタネーターを取り付け新しいファンベルトを装着。
冷却水を補充してエンジンスタート。
異音は無くなりました。
冷却ファンが正常に稼働することと冷却水の量をチェックして修理完了です。
エンジンオイルの消費は気になりますが、とりあえず硬めのオイルと添加剤にて経過観察する事にして納車となりました。